アジア市場の主要ゲートウェイ全体に安定性と規模を提供する主力コマーシャルリートの創設
Mapletree Pan Asia Commercial Trust (MPACT)は、アジア市場の主要ゲートウェイの代理として位置付けられる不動産投資信託(REIT)です。2011年4月27日にMapletree Commercial Trustとしてシンガポール証券取引所(SGX-ST)に上場し公開市場デビューし、Mapletree North Asia Commercial Trustとの合併に伴い2022年8月3日にMPACTに改名されました。
主にアジア市場の主要ゲートウェイ(シンガポール、中国、香港1、日本、韓国を含むがこれらに限定されない)のオフィスや商業施設として使用される収益不動産、不動産関連資産など、多種多様なポートフォリオに対し直接的または間接的に長期投資を行うことを投資目的として掲げています。
MPACTのポートフォリオはアジア市場の主要ゲートウェイ5拠点にまたがり、シンガポールに5棟、香港に1棟、中国に2棟、日本に9棟、韓国に1棟、合計18の商業物件で構成されており、賃貸可能面積(NLA)は1100万平方フィート、評価額は171億シンガポールドルにのぼります。
シンガポール国内の物件は、次のとおりです。
- VivoCity – ハーバーフロント地区にあるシンガポール最大級のモール。
- Mapletree Business City (MBC)-アレクサンドラ地区にある大規模な統合オフィス、ビジネスパーク、リテール複合施設、リテールスペースが付帯されたグレードAの建物仕様となっております。
- mTower – アレクサンドラ地区にある40階建てのオフィス棟と3階建てのショッピングセンター「アレクサンドラリテールセンター(ARC)」から成る複合施設。
- Mapletree Anson – セントラル・ビジネス・ディストリクト(CBD)にある19階建ての高級オフィスビル。
- Bank of America HarbourFront (BOAHF) – ハーバーフロント地区にある6階建ての高級オフィスビル。
シンガポール以外の物件は、次のとおりです。
- Festival Walk、香港 – 地域のランドマークとして知られる、オフィス付帯のリテールモール。
- Gateway Plaza、中国 - 北京ルフトハンザエリアに位置する吹抜けのあるグレードAオフィスビル。
- Sandhil Plaza、中国 - 張江科学都市に位置するグレードAビジネスパーク施設で、上海の浦東における主要なビジネス・イノベーションの交流拠点となっている。
- 日本の物件– 東京のオフィスビル5棟(IXINAL門前中町ビル、東日本橋一丁目ビル、TS池袋ビル、大森プライムビル、日本ヒューレットパッカード本社ビル)、横浜市内オフィスビル1棟(アーバス新横浜ビル)、千葉県内3棟(SII幕張ビル、富士通幕張ビル、mBAY POINT幕張)の合計9つのフリーホールドの物件で構成されている。
- ピナクル江南、韓国 - ソウルの江南ビジネス地区にあるリテール施設を備えたフリーホールドグレードAオフィスビル。
MPACTは、シンガポールに本社を置く不動産デベロッパー、投資会社、資産運用会社、不動産管理会社であるMapletree Investments Pte Ltd (MIPLまたはスポンサー)が後援する3つのREITの1つです。
MPACTは、MIPLの完全子会社であるMPACT Management Ltd.(MPACTまたはManager)によって管理されています。当マネージャーは、MPACTの適切な資本構造を維持しながら、MPACTの投資主に、定期的かつ安定的な分配を通じて魅力的な投資収益率を提供し、1口当たり分配金(DPU)および1口当たり純資産価値(NAV)の長期的な安定を達成することを目指しています。
詳細については、Mapletree Pan Asia Commercial Trustをご覧ください。
1「香港」とある場合、香港特別行政区をいう。